好きな万葉集22
巻2-87
磐姫
在管裳 君乎者将待 打靡
吾黒髪尓 霜乃置萬代日
ありつつも きみをばまたむ うちなびく
わがくろかみに しものおくまでに
ずっとここであなたを待ちましょう。
私の斧長い黒髪に霜が置く(白髪になる)までも
嫉妬深いと言われた磐姫皇后ですが、夫の仁徳天皇があまりに恋多き男性だったので、嫉妬して夫婦喧嘩してしまうのは当然かも。
別居にふみきったものの、夫が迎えにきてくれるのを待つ切ない気持ちが溢れている歌です。
古事記 下(弐)巻(小学館)
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